
珪藻土バスマットを使ってみたいけど、手入れ方法がわからない、すぐに割れるんじゃないか、と心配されている人も多いんだとか。
soilの珪藻土バスマットが人気なんですね。
私の場合は、珪藻土バスマットがどういいのか、はっきりわからないまま使い始めたのですが、布製のバスマットを使っていたころから比べても、デメリットはほとんどありません。
使い始めて2年目に入りますが、割れずに頑張ってくれています。
とはいえ、最初のころに比べると吸水力が落ちたり、汚れがついたりしています。そんなときどう手入れしているか、ご紹介しますね。
目次
珪藻土バスマットの手入れ方法!
私が使っているのはsoilの珪藻土バスマットです。ある程度の手入れ方法などはsoilのホームページにも載っていますので、ご一読くださいね。
http://soil-isurugi.jp/qa/index.html
珪藻土の主成分は、植物性プランクトンの化石、珪藻殻の堆積物です。保湿や吸水性に優れているので、バスマットやコースター、カッティングボードスタンドといった商品が開発されています。
そうはいっても、水をいくらでも吸い取るわけではありませんので、流水でゴシゴシこすり洗いをする、というわけにはいきません。
手入れ①:干す
珪藻土バスマットの基本的な手入れは、干すことです。
soil製品では、天日干しできるものと陰干しするものにわかれていますので、こちらもホームページをよくご覧くださいね。
珪藻土バスマットであれば、高温になる場所に置いておくと反ってしまい、それが割れにつながりますので、たいていのものは陰干しがおすすめです。
何日を目安に干せばいいかですが、私の場合は、浴室から出たすぐのところに敷いているので、最後にお風呂を出た人が体を拭いた後に洗面所の壁に立てかけ、翌日お風呂に入る時に敷いています。
なので毎日干している(風を通している)感じですね。
手入れ②:洗う
珪藻土バスマットは基本的には洗いませんが、鼻血がついてしまったり、シャンプーやリンスの詰め替え時に液だれして汚してしまう場合があるかもしれません。
そんな場合は水をかけて洗っても大丈夫ですよ。
シャワーの水をかけるだけでほとんどの汚れは落ちますのでお試しくださいね。
珪藻土は目に煮えないほどの小さな穴がたくさんあり、その穴が水や湿気を吸い取ります。洗剤などで洗ってしまうとその目がつまってしまい、カビが発生する原因にもなりかねませんので、水でのみ洗ってくださいね。
水だけでも鼻血は落ちましたよ。
手入れ③:拭く
汚れを水で流してもいいのですが、ほんの少ししか汚れていないのであれば、かたく絞った濡れタオルで拭いても大丈夫です。
基本洗わず干すだけなので、それを不潔と感じるのなら、使った最後で水拭きするといいですね。
また、soilの珪藻土バスマットは、夏はひんやりしていいのですが冬はそれが冷たくてかなわない…という声から、バスマットライト専用ですがカバーができました。
カバーにバスマットを入れるだけですので、汚れが気になったり菌が心配な場合は、カバーを外して洗うといいですね。
カバーは「ホワイト」「グレー」「レッド」「グリーン」「ネイビー」の5色用意されているので、お好きな色を選べますね。
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手入れ④:削る
珪藻土バスマットは基本的には洗わないので、汚れで黒くなってくる時があります。「黒くなる」とはいってもインクや墨のような色がつくわけではないのですが、皮脂やほこりがついて、「なんかずず黒くなった…?」と思うようになります。
その時は紙やすりで削りましょう。
実際に私もやってみました。ネットでは「#400の紙やすりがいい」と書かれていましたが、400番の紙やすりを買いに行った店で触ってみると、もうちょっと粗めがいいなぁ…と思いまして。結局、240番の紙やすりも購入し、そちらであらかた削ってから仕上げに400番を使いました。
紙やすりで削ると、家にやってきたときのきれいな白っぽいベージュに戻りましたよ。
珪藻土バスマットは布製のバスマットのような繊維毛が有りませんし、水分を自発的に放出しているので表面は常に乾燥しています。よってカビや菌は、たとえ付着したとしても繁殖できない状態にあります。
また、使い終わった後その場で立てかけているせいか、私はカビを生やしたことがありません。
布製のバスマットの時は、梅雨時や雨が続く日は湿っていたり嫌な臭いがしたりして、水虫菌などの繁殖を恐れていましたが、珪藻土バスマットに変えてからはその心配は一切なくなりました。
水虫を持っている家族を含め、同じバスマットを使っていますが、他の家族は水虫になっていないので菌は繁殖していないのでしょう。
菌は繁殖していないけど、付着したと思ったら「拭く」「削る」でとれると思います。ただの水拭きだけでは気持ち的に不安な場合は削ればいいだけですが、毎日毎日使い終わりに削るわけにはいかないでしょうから、そんな場合はアルコールスプレーをふきかけておくといいかと思います。
こちらは口に入っても大丈夫なのに、しっかり除菌・消臭してくれる優れものですよ。
スプレータイプの手軽さもいいですね♪ >>>SEGRICO
珪藻土バスマット~吸水力を復活させる方法
メリットばかりのような珪藻土バスマットですが、使い続けているうちに吸水力が落ちてくるときがあります。上記であげた「ずず黒くなったような気」がしたのも、皮脂やほこりなどの汚れが付着したからでしょう。
そんなときは紙やすりの出番です。紙やすりで軽く表面を削ると皮脂や汚れが一緒に取れ、吸水力が復活するんだそうです。
「紙やすりは400番がいい」とネットでは言われていましたが、少しの部分ならそれでもいいとは思いますが、私の場合は全面にやすりをかけたかったので、少し粗めの240番で一通り削りました。
少し擦っただけで白い粉がボロボロ出てくるので、ベランダか外でされることをお勧めします。
私は最初、お風呂場でやってみたのですが、すぐにまずいことに気づき、慌てて外へ持っていって削りました。
240番で削った後、400番で仕上げ磨きをすると、汚れていた部分がほとんど取れ、真っ白かと思うほどきれいになりました。
そして問題は吸収力が戻ったかどうかなんですが、削った後、ある程度手や雑巾で粉をはたいた後、シャワーの水で流してみました。そうすると流したところからあっという間に乾いていくので、本当に驚きましたよ。
もちろん中までしっかり乾いたわけではなく、うわべだけですので、その後しっかりと立てて乾かし、その日の夜にはお風呂上りに使いました。粉をしっかり落としていたので足にもつかず、水があっという間に吸い取られて、久々に感動しました。
やすりで削ると吸水力が復活するというのは、本当でした。
ちょっと最近、吸水力が落ちたな…、汚れが目立ってきたな…と思われたら、やすりで削ってみられることをお勧めします。
珪藻土バスマット~割れる時はどんな時?
soilの珪藻土バスマットの場合ですが、耐荷重量が決まっていて、「バスマット」「バスマットスクエア」は80キロ、「バスマットライト」「バスマットアクア」「バスマットウェーブ」は130キロが目安となっています。ご家族1人1人の体重を計ってから購入されるといいと思います。
我が家の場合、主人の体重が80キロを超えていたので、バスマットライトを使っています。
他、珪藻土バスマットは落とすと割れますので、乱暴に扱うと割れる可能性もあります。長時間湿った状態で置いておいても危ないことになりますよ。
とにかく平らな場所に敷いて使うことを念頭に入れたほうがいいです。
間違っても珪藻土バスマットの下にタオルを敷いたり、バスマットをデコボコの床に置いたりするのは危険なのでやめたほうがいいでしょう。
我が家は浴室を出たすぐのところに置いていますが、その下は、配管をチェックするための扉があります。取っ手も扉も床とほぼ平らですが、珪藻土バスマットを置くと、数ミリの隙間ができます。そのせいかもしれませんが、少しバスマットが反っています。この反りが大きければ大きいほど、割れる可能性が大きくなりますので気をつけてくださいね。
天日乾燥をさせると反りやすくなりますので、珪藻土バスマットライトの場合は必ず陰干しにしてくださいね。
もしも割れてしまったら
どんなに大切にしていても、手が滑って落としてしまい、割れることがあるかもしません。
そんな場合は、処分することになります。接着剤などではくっつけることはできませんのでね。
処分する場合は陶器のゴミとして、地域で指定されている方法で廃棄することになります。
あまりないとは思いますが、形状そのままのものを処分する場合は、大型ゴミ扱いだったり、専門店に相談する必要がある地域もあるかもしれません。
廃棄する前にお住いの役所等にご相談くださいね。
まとめ
珪藻土バスマットは少々値が張り割れやすいデメリットもありますが、その使い心地はとても気持ちがいいです。
とくに1日の最後に入浴される人には、他の家族が使って濡れてしまっているバスマットを使わなければならないというストレスから解放されますよ。
洗面台の下に置けば、お風呂から出た後、髪を乾かす時も床はすでに乾いているので、嫌な思いをすることがありません。カビもつきませんし、水虫の心配もありません。雨の日にバスマットが乾かないという心配もありません。
私としては、デメリットよりメリットの方が大きかったです。
参考になりましたら。