
お店で買ってきた数の子って、そのままは食べられないんですよね。
食べてしまう人も中にはいらっしゃるようですが、塩がたっぷりついているので塩分取りすぎになってしまいます。
数の子は塩を抜いてから味をつけてくださいね。
塩を抜く作業は難しくはありませんが、時間がかかります。
少しでも時短できる方法と、賞味期限などをご紹介しますね!
目次
数の子の塩抜き!早くできる方法はある?
数の子の塩抜き方法の基本
まずは数の子の塩抜きに関して、基本の方法をご紹介しますね。
② 2時間ごとに1度くらい、同じ割合の食塩水を作って取り換える。
※ときどき端や欠片を噛んでみて、塩加減を見てください。
③ ②を3~4回繰り返した後、真水につけて一晩おく。
④ 塩分が程よく抜けたら、数の子の表面の薄い膜(皮)を丁寧に取り除く。
⑤ お好きな調味液につける。
最近の市販品の数の子は、ほとんどが塩数の子か味付け数の子です。
味付け数の子の場合、塩抜きは必要ありませんが、自分好みの味にたどり着けなかった場合は、ご自身で塩抜きをした方が美味しいんですよね。
ただ、少し時間はかかりますが。
そして、数の子の塩抜きで難しいのは、塩を抜きすぎてしまうと旨味が完全になくなってしまったり、ものによっては苦みが出てしまうということです。
旨味がなくなってしまったり、苦みが出てしまった場合は、薄い食塩水に1~2時間ほど浸すといいです。
少しでも早く塩抜きする方法
もう少し早く塩抜きをしたく思っている人も多いかと思います。
その場合はボールに数の子を入れて流水にさらして下さい。
流水する場合は、多く水を出し過ぎると身がボロボロ崩れてしまうので、鉛筆の太さより少し細いくらいの水の量にするといいと思います。
流水で1時間弱くらいさらしたら食塩水につけ、米の研ぎ汁に2、3時間つけてください。
そうすることにより薄皮が簡単に剥けるので、その後薄い塩水につけます。
これをすれば塩水に10時間ほどつけると抜けますよ。
数の子の塩抜き~賞味期限はどのくらい?
塩を抜いた数の子の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
数の子の場合、市販品の塩数の子は、「塩蔵品」なので開封さえしなければ、鮮度がどうこういうものではないので、冷蔵でも相当長い時間保存ができるようになっています。
ただ、塩を抜いてしまうとそうはいかなくなり、塩を抜いてからは数日(4、5日間)になってしまいますのでご注意ください。
数の子の塩抜き~味付けしたものの賞味期限は?
塩を抜いた後、味をつけた数の子の賞味期限はどのくらいあるか、ですが、数の子は冷凍ができますので、1~2ヶ月くらいは保存ができます。
本当はもっと長期間保存ができますが、やはり味は落ちますし、万が一のこともありますので、その辺にしておいた方がよいでしょう。
また長期保存していると、解凍した時(自然解凍)にプチプチ感がかなり損なわれ、冷凍臭もつきやすくなります。
冷凍する場合はなるべく少量を一気に凍らせるようにしたほうがいいですね。
調味液が多いと、いくら冷やしても凍りにくくなりますので、できるだけ調味液をきってから凍らせるようにされた方がいいと思います。
数の子はラップで包んでもいいし、ジップロックなどの保存袋に空気を抜いてから入れるのもいいですよ。
・数の子は腐るとものすごい臭いを発します。
・また、塩数の子の場合、開封しなくても白く濁っていたり溶けていたりすれば100%腐敗しているので、目安にしてくださいね。
・冷凍していても冷凍臭がついたり、冷凍焼けしていれば、美味しくはいただけませんのでご注意ください。
まとめ
卵の数が多いことから子孫繁栄を願っておせちに入れられる数の子は、煮物が多いお重の中で、鮮やかな色とプチプチと楽しい食感で、多くの人に愛されています。
下準備に手間はかかりますが、必ず1度は箸をつけたくなる数の子は、エビや黒豆、紅白蒲鉾の脇役ではなく、十分主役になれる力を持っています。
その数の子を美味しく調理できたら、お酒好きの方にはとても喜ばれることでしょう。
とはいえ、私は数の子を食べる時にお酒は飲まずにお雑煮を食べる派です。
食感が変わって、口の中もさっぱりしますよ。