
なんでも準備している段階は、お祭り当日のことを思うととても楽しくてわくわくしてしまうのですが、終わった後のことってその時は考えてないんですよね。
そして終わった後、バタバタと片づける羽目になります。
実家にいたころは農家だったこともあり、自宅で野焼きのようにして処分していましたが、さすがに今はやっていません。
出しそびれたら、ゴミに出してもいいのかと迷っている人もいらっしゃるかもしれませんので、その辺りをご紹介しますね。
しめ縄を外す日はいつ?
しめ縄は1月7日に外すとか、1月15日に外すという説があり、外す日は地域によって様々です。
お正月飾りは、「松の内」まで飾ると言われます。
「松の内」とは、迎えた歳神様がいる期間とされていて、その歳神様がお帰りになられるのが6日の晩なので、正月飾りは6日の晩か、7日に外します。
なので正月飾りを7日に外すところが多いのでしょう。
…と、こういうお話があることはありますが、歳神様は6日の晩には帰らず、翌年の元旦の零時にお帰りになるとか、松の内は小正月の1月15日までとか、いろんな説があります。
「松の内」や「歳神様」はいったん置いておいて、しめ縄を外す日を調べてみたのがこちらです。
・1月4日 3が日が終わったら。
・1月6日
・1月7日 関東地方・中国地方
・1月8日 四国地方
・1月10日 北関東地方・福岡
・1月15日 関西地方・四国地方
・2月19日 沖縄
・12月31日
そして地域によっても様々で、関東や関西でも、多くはこの日だけど、うちの地域はこの日、という場合もあります。
私のところも四国地方なので8日かと思いきや、15日に取るところもありようです。
地方によっては次のお正月まで飾り続けているところもあるそうですよ。
最近では1月6日の夕方や7日に外すところが多くなっているようですが、なんにせよ、お住まいの地域に合わせたほうがいいと思います。
しめ縄の処分方法は?
しめ縄は神社で炊き上げてもらうのが一般的です。どんど焼きと呼ばれていますね。
どんど焼きとは左義長とも言われ、古くは鎌倉時代から行われていたようです。
神社の境内で行われたり、小学校の校庭を借りて町内会の行事として開催されているところもあります。
関東地方では江戸時代に火災予防を理由に禁止になったこともあったりして、あまり大々的には実施されていなかったようです。
どんど焼きの日程は、市町村行事として開催されるところは、市町村から配られる広報誌やHPに載っていることもあります。
地域によってはお正月飾りだけを回収する収集車が来るところもあるそうです。
神社で実施されている場合は、近くの神社に持っていきます。
書初めの練習したものやお飾り、ダルマやお札など、そういうものを集めておいておける入れ物「札納所」が用意してあるので、そこへ入れておけば神社でお炊きあげのイベントがあるときに一緒に焚いてくれます。
※しめ縄にプラスチックやゴム類がついていれば外して持ち込んでください。
※神社によってはプラスチックやゴム類を捨てる場所が用意されているところもあります。
※神社だけでなくお寺に持っていっても預かってくれるところがあります。
最近では周囲住民の苦情により、焚き上げをしない神社やお寺も多くなっています。
その場合は、松の内が過ぎたら受け付けてくれなかったり、期間限定で引き受けていたりするので、持っていこうと思っている神社に問い合わせるといいと思います。
また炊き上げの日が早くなっているところがあるので、問い合わせて日付を聞いてから、しめ縄を外してもいいかもしれませんね。
しめ縄の処分方法~ゴミに出してもいい?
最近は神社やお寺でも、お炊き上げをしないところがあったり、時期を早めたりするところも多くなりました。
しめ縄を地域の風習に則って外したのに、神社に持っていったらすでにお炊き上げが終わってた、なんてこともあるらしいです。
神社のお炊き上げの日に間に合わせるためにしめ縄を外すので、そんなこんなで外す日が変わってきているのもあるかもしれませんね。
私の実家ではしめ縄や裏白は、実家の庭で焼いていました。
ほとんどの家がそうされていたので、それが普通だと思っていたのですが、ある時期を境に、庭で物を焼いてはダメになりました。
ダイオキシンの問題や、火災防止のためです。
それで仕方なく、いつも行っている神社に持っていったのですが、その神社では、お札の引き取りはあっても、しめ縄などの飾りは引き取ってはくれなかったので、仕方なくゴミとして出していた時期があります。
※現在は地域でのお炊き上げに持っていっています。
ゴミに出しても問題はありません。
収集車も、分別さえきっちりできていれば、持っていってくれます。
ゴミに出す場合は、細かくし塩で清めて出す場合が多いようですが、実家の方で出していた時は、そんな大きなものはなかったので、プラスチックなど燃えないものを外し、塩をして出していました。
ただ、去年のもの以外のものでも引き受けてくれますので、お炊き上げに間に合うようならその時に、去年より前のものも持っていくと一緒に焼いてくれますよ。
まとめ
神社やお寺が関わる行事は、地域の習慣や風習がまだまだ残っていて、とても奥深いものです。
長年住んでいたところから引っ越した時は、新しい地域の風習に目を向けて、その地域にあった方法で過ごしてみてください。
それまで関わっていた風習と違っていても、それを面白く奥深いと感じることができれば、とても幸せですね。