
・風邪気味
・熱はないけど体が辛い
・熱はあるけどポカポカする程度で辛くない
・高熱が出て起きていられない
そんなときお風呂はどうするべきでしょうか?
「風邪のときはお風呂に入るなって言われたよ」という人や、「熱い風呂にさっと入ってすぐ寝ると治る!」と断言する人も。
何が正しいのでしょうか?
風邪をひいたとき風呂は入る?
私は子供のとき、「お風呂は2、3日は入らないでください」と、診察のとき必ず言われていました。
親にもそう言われてきたので、しっかり守っていました。
汗をかけば熱も下がると言われ、布団に横になり、アンカ(小さな電気こたつ)を足元に置き、汗をかいたら着替えて、また寝るを繰り返していました。
でも、病院へ行くほどの風邪をひいたときって、必ずといっていいほど、治るまで4、5日はかかっていたんですよね。
今、我が子がお世話になっている小児科では、「お風呂も体調がよければ入っていいですよ」と言われます。
皮膚を清潔にしたほうが治りが早くなることもあるそうですよ。
温かいお湯につかり、髪や体をゴシゴシ洗わないでさっと出て、すぐに布団に入るほうがいいそうです。
もう30年も40年も昔は、今のような家ではなく、隙間風も入ってくるような感じでしたし、もっと古い家はお風呂自体が外にあったりしていたので、湯冷めをして、もっと症状がひどくなっていたので、「風邪のときは入らない」と言っていたんでしょうね。
今も冬の脱衣場は寒いかもしれませんが、ヒーターやストーブなどですぐに温めることができますし、お風呂から出てある程度の水分を取った後すぐ布団に入れば、湯冷めすることはあまりないですものね。
浴室はシャワーの湯などで壁や床を温めてから入ると寒さを感じないのでおすすめですよ。
湯船に浸かるまでの脱衣場や浴室で、寒さを感じないようにしてくださいね。
くしゃみや鼻水程度の風邪なら、湯船から上がる湯気で期間が潤い、呼吸が楽になると感じる人も多いです。
私も子供も、どちらかというとそうですね。
子供はアレルギー性鼻炎を持っているのですが、お風呂に入るとずいぶん楽になることが見ていてわかりますよ。
ただ、気管支炎や肺炎を併発している場合は、温めることによって症状が悪化する場合もあるそうなので、この場合は治ってから入ることをおすすめします。
また、髪を毎日洗わないと気持ち悪いという人もいるでしょう。ですが、髪を洗うとその後の乾かすときに湯冷めする可能性があるので、おう吐したものなどで汚れていない場合は洗わないほうがいいでしょうね。
風邪をひいたとき風呂の温度は?
お風呂の温度ですが、38~40度くらいの温めのお湯がいい、と言う人が多いですね。
これは、風邪をひいたときは体力が低下していて、そのときお風呂へ入ると体力を予想以上に消耗するから、という理由をあげている人が多いです。
ただ私は、38~40度ではとても入れません。
普段、もっとあたたかい温度のお風呂に入っているので、その程度の温度では逆に寒気を感じてしまうのです。
1度、風邪をひいて寒気を感じているときに、40度ほどの温度のお風呂がいいと聞いて入ってみたのですが、あまりに寒くて、あたたかいお湯を足さずにはいられませんでした。
お湯を足すと、その温度で湯船が温まるまでに時間がかかり、長く浸からなければならないため、ある程度の温度にしておいた方がいいと思います。
ただこれは、日ごろ入っているお風呂の温度の頃合いが人によって違うので、風邪をひいた人の好みに合わせ、あまり長風呂をしなくても温まるように温度を調節する必要があると思いますよ。
ある程度のあたたかいお湯は、体や精神をリラックスさせてくれる効果もあります。
長く入ると体力を消耗するので、さっと入って、出るときに寒くならない程度なら、好きな温度に入るのが一番だと思います。
風邪をひいて熱があるとき風呂はどうする?
先ほどまで書いたお風呂の入り方や温度は、風邪をひいていても気分や機嫌が悪くないときの入り方です。
動くことも辛いほどの高熱や、熱が上がり始めているときにお風呂に入ることはやめておいた方がいいです。
ただこれも、そのときの症状によります。
熱があっても体調や気分が悪くないときは、さっとならお風呂に入ったほうがいい場合もあります。
我が家ではよほどのことがない限り、お風呂に入ることを熱で判断はしません。
子供でも多少熱がありそうでも体調が悪くなければ、さっと入ってすぐ寝るようにしています。
おかげか、インフルエンザ以外では、2日以上寝込んだことはありません。
鼻炎があるので、どちらかといえばお風呂に入ったほうが、楽になることが多いです。
また、熱がなくてもぼーっとなっていたり頭が痛いときは、入らずにそのまま寝ていますね。
風邪をひいた人が入った風呂にあとで入るとうつる?
小さな子供が2人以上いる家庭では、風邪をひいた子供を一緒にお風呂に入れると、ひいていない子供にうつってしまうのではないか、という思いが頭をよぎりますね。
お風呂は他の部屋よりも狭いので、うつりやすいのではないか、と。
確かに、一緒に入って近くで(1~2メートル以内で)くしゃみや咳をされれば、うつる可能性もあります。
お風呂でマスクはできませんしね。
なので、くしゃみや咳がよく出る症状なら、私なら一緒には入れません。
風邪をひいた子を先に入れ、布団に寝かしつけてから、あとの子を入れます。
そのさい、お風呂の湯を入れ替えるなんてことはしません。
風邪の症状に代表されるウイルスは、空気感染か飛沫観戦が多いと、子供がお世話になっている小児科の先生に聞いたことがあるんですね。
なら、お風呂の湯を入れ替える必要はないと考えています。
風邪をひいた人が入ったお風呂の後は、窓を開けたり換気扇を回して空気の循環をよくしてさえおけば大丈夫だと思っています。
「お風呂に入るからうつる」というよりは、他の部屋よりあたたかいし、湿気も多いので、安全なのでは?と思っています。
寝室や他の部屋の方が乾燥しているのでうつりやすく思います。
ただ、風邪ひきさんが使ったタオル等は使わずに、別のものを使うようにしていますよ。
まとめ
・体調がよければ入る。
・くしゃみや鼻水程度の風邪なら、湯気で呼吸が楽になることもある。
・よほどの汚れでない場合、髪は洗わない。
<注意>
・気管支炎や肺炎を併発している場合は、症状が悪化することもあるので入らない。
・湯冷めしないように気をつける。
・あたたかいと感じる温度。
・さっと入って出た後、寒気を感じる温度はNG。
<注意>
・38~40度がいいと言われているが、それで寒いと感じる人は、もう少し温かいお風呂に入る。
・動くのが辛いほどの高熱や、熱が上がり始めているときは入らない。
・熱があっても体調や気分が悪くないときは、さっと入ったほうがいい場合もある。
<注意>
・一概に熱の高さだけで判断しないほうがいい場合もある。
・一緒に入るとうつる可能性もある。
・後から入る場合、湯を入れ替える必要はない。
<注意>
・お風呂に入るからうつるのではない。
・乾燥している部屋の方がうつりやすい。
もしよろしければ参考にしてくださいね。