鳴門の渦潮は、徳島県が誇る観光地の1つです。
徳島のローカルニュースのオープニングを飾る背景も渦潮の動画になっています。
船から見る方法と、橋から見る方法があり、私は両方から見たのですが、大きな渦が見えた時はどちらも圧巻ですよ。
そんな渦潮を見てみたい!と関東に住んでいる友人がよく言ってくれます。
渦潮をぜひ1度見てみたい!と思って下さっている人に、見頃の時期や、どこから楽しむのがいいかを紹介しますね。
鳴門の渦潮の見頃はいつ?
鳴門の渦潮は、春と秋の大潮のころに、大きなものが見られるようになっています。
自然現象ということと、地形の関係上、とくに3月下旬から4月下旬の頃が、1年で最も渦潮を見るのに適している季節になっています。
とはいえ、その時に見に行くことができれば一番ですが、その時期に行けなかったら渦が見えないか、というと、そういうわけでもありません。
およそ1ヶ月に2回、満月と新月の大潮の時期は、満ち潮と引き潮の水位差が大きくなり、海水の流れが速くなります。
この時期は渦潮が見頃です。
こちらにある潮見表がわかりやすいと思いますので、参考にしてみてください。
http://www.uzushio-kisen.com/shiomi/index.html
潮見表の見方は、ピンク枠で囲まれている部分が大潮時、赤字が中潮時、その他は小潮時です。
ピンク枠で囲まれている時間が、大きな渦が見られる可能性のある時間です。
この時刻の前後2時間が見頃です。
中潮時は時刻の前後1時間半、小潮時は前後1時間が見頃な時間帯です。
天候等により大潮時でも少ししか渦が見えない日や、もっと長く見える日もあります。
鳴門の渦潮を見る方法には、観潮船と呼ばれる船から見る方法と、鳴門海峡の上にかかる大鳴門橋にある「渦の道」と呼ばれる遊歩道から見る方法があります。
鳴門の渦潮~船から見る場合
鳴門の渦潮を船から見る場合、観潮船と呼ばれる観光船に乗ることになりますが、観潮船は徳島県鳴門からは2社3船が運航しています。
■ うずしお汽船
http://www.uzushio-kisen.com/time/index.html
■ うずしお観潮船
http://www.uzusio.com/
船・観潮船の比較
●運賃:大人:1,550円、小人:780円
●予約可不可:予約不可。団体予約もほとんどとっていない。到着順に乗船する方式。
●駐車場:有
●運航時刻:8:00~16:30 冬期は日没により16:30は運休
●所要時間:20分
・住所:徳島県鳴門市鳴門公園亀浦漁港(大塚美術館裏口)
・アクセス:徳島バスまたは鳴門市営バスで「鳴門公園行き」に乗り、「亀浦口」で下車。
徳島駅から1時間、徳島空港から30分、鳴門駅から15分。
・電話番号:088-687-0613
・公式HP:http://www.uzushio-kisen.com/index.html
大型観光船わんだーなると
●運賃:大人:1,800円、小人:900円
●予約可不可:不可。出航時間の10分前までに乗船乗り場へ。
●駐車場:大型駐車場有
●運航時間:9:00~16:20
http://www.uzusio.com/rate/index.html#h3_01
●所要時間:30分
小型水中観潮船AQUAEDDY(アクアエディ)
●運賃:大人:2,400円、小人:1,200円
●予約可不可:要予約。
●運航時間:9:15~16:15
http://www.uzusio.com/rate/index.html#h3_02
●所要時間:25分
・住所:徳島県鳴門市鳴門公園亀浦観光港
・アクセス:JR鳴門線「鳴門駅」から徳島バス・鳴門市営バス鳴門公園行き「鳴門観光港」下車すぐ。
・電話番号:088-687-0101
・公式HP:http://www.uzusio.com/
船・観潮船のおすすめはどれ?
何を求めるかによって、おすすめの船は変わってきます。
【小型船】
渦を間近で見たいなら小型船です。
大型船と違い、かなり渦に近いところまで寄ってくれますので、その迫力は並みのものではありません。
私が見た時はそんなに大きな渦はできなかったのですが、それでも海の色が違って見えました。これは渦の手前と奥で流れが異なっているからだと思われます。
小型船は2船ありますが、私のおすすめはうずしお観潮船(鳴門観光汽船)のアクアエディです。
アクアエディは水面下の展望室から海中の渦の様子を見られる水中展望室があります。
渦の映像などは海面の様子はよくテレビなどで目にするのですが、海中の様子はめったに見れないのでおすすめですね。
デッキへ行くのも自由に行けます。
ほか、車で行ったときの駐車場が大きく、そこへたどり着くまでの道も迷わずに行けることも、初めての人にはいいと思います。
どちらも乗り場は田舎道ですので細いです。
【大型船】
小さな子供がいたり、ゆっくり家族写真などをとりたいと思っているのなら、大型船のわんだーなるとがおすすめです。
小型船はデッキも小さく、またデッキは自由立ち見なので、子供は危ないかもしれません。
また、船に酔いやすい人もいらっしゃると思うので、そんな人はやはり大型船に乗られた方がいいと思います。
多少は揺れますが、小型船ほどではありませんから。
それでも酔う可能性がある人は、酔い止めを持参されておいてもいいかと思います。
鳴門の渦潮~渦の道から見る場合
観潮船に乗ることで感じられる迫力と、また違った趣きがあります。
・住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
・アクセス:JR徳島駅、徳島バス、鳴門市営バスから「鳴門公園行き」
・電話番号:088-683-6262
・公式HP:http://www.uzunomichi.jp/
・駐車場:鳴門公園第1駐車場(一番上)、第2駐車場、第3駐車場。合計200台。
・料金:420円
大鳴門橋の下にある渦の道は、海面から45m上を歩ける遊歩道で、ところどころの床がガラス張りになっていて、渦を真上から見ることができるようになっています。
観潮船が渦の横を通っているのも見られます。
ガラスの上を飛んだり跳ねたりすることは禁止されていますが、歩くことはできますので、いらした人の大半は、ガラスの床の上を歩けるか度胸試しのように歩かれます。
中には怖気づいてしまい、横から下をのぞくだけの人もいます。
また渦の道は、先端の展望室へ行くまでの遊歩道の3分の1は、壁が鉄網になっていて、生の風を感じることができるようになっています。
風の強い日には、潮でペタつくこともあります。
そこだけは雨の日も降り込んできますので、天気のいい日がおすすめではありますね。
ただ、風の強い日は、渦のできる時間に大きなものが見られる可能性が高いです。
そして渦の道はバリアフリーになっているので、車いすの人でも十分に楽しんでいただくことができます。
渦の道には専用の駐車場がありませんので鳴門公園駐車場をご利用いただくことになっていますが、そちらから渦の道へ行くまで、2種類の道があります。
大鳴門橋架橋記念館エディのある方面からの方が近く、多くの人はそちらから行かれますが、階段と急な坂があり、車椅子では難しいと思いますので、少し遠目にはなりますが、第1駐車場を超えた先にトンネルがあるほうの道をお進みください。
階段のある方から渦の道まで350m、トンネル方面から渦の道まで450mほどになっています。
鳴門公園有料駐車場が満車の場合は無料臨時駐車場をご利用ください。
こちらはゴールデンウィークに実施しているものになりますが、シルバーウィークの連休が長くなる時にも実施しています。
うずしお観潮船(鳴門観光汽船)の専用駐車場を通り過ぎたその奥に、無料で臨時駐車場が設けられています。
そちらから無料シャトルバスが出ていますのでご利用ください。
シャトルバスの停留所は3ヶ所あり、その中のエスカヒル鳴門、千畳敷展望台の辺りにあります。
千畳敷展望台から渦の道は近いです。
まとめ
鳴門の渦潮を見る方法として、船から見る方法と渦の道から見る方法をご紹介しました。
この両方をさらにお得に見る方法があります。
それが渦も道とのセット券になります。
渦の道+うずしお観潮船:2,090円→1,850円
どちらも鳴門公園内にある観光施設で購入することができます。
いい渦が見えるかどうかは時間と天候に寄りますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。