加湿器の掃除方法!クエン酸が効く?カビの掃除方法や対策は?
寒くなってくると喉がイガイガしたり、肌が乾燥して痒くなることが多いですね。
とても空気が乾燥していているので、とくに朝起きた時には声が出しにくいことがよくあります。
乾燥しているときは、加湿器で喉や肌を守っている人も多いでしょう。
そんな加湿器ですが、掃除をしなければ逆に菌を吸いこんで病気になることもあるのです。
加湿器の掃除の方法を、カビ対策も含め、ご紹介しますね。
加湿器の掃除方法!
加湿器にも何通りか種類がありますが、そのどれもでやるべき箇所があります。
まずはその箇所と、どう掃除するかをご紹介しますね。
<掃除する箇所>
◆フィルター
新聞紙などを敷き、掃除機で軽く吸う。
ブラシ付きノズルや隙間用ノズルがあればなお良し。
水洗いできるフィルターは、水かぬるま湯で押し洗いする。
※複数ある場合は、取扱説明書に従ってください。
※機種によってはない場合や取れない場合もあります。
◆本体
操作パネルや外側の部分、吸気口やプラグ部分などを、硬く絞った布で拭く。
※雑巾は使わず、清潔な布を使ったほうがいいですね。
センサーのカバーが取れる場合は、綿棒などでほこりを拭き取る。
◆トレー
水洗いする。
細部の汚れは、綿棒や歯ブラシなどを使って落とす。
◆タンク
スポンジなどを使って水洗いする。
タンクと本体の設置部分は、綿棒や歯ブラシを使う。
加湿器の掃除にはクエン酸が効く!
掃除を小まめにしてなかったり、使う頻度によって、白い粉がこびりついている場合があります。
これは水道水に含まれるカルシウム成分が付着し、固まったものです。
これを放置しておくと、歯ブラシでこすっただけでは落ちなくなります。
その場合は、加湿機用洗剤や、クエン酸を使いましょう。
比較的手に入りやすいクエン酸を使って掃除する方法をご紹介しますね。
※これは加湿器の取扱説明書にも書かれている正規の方法ですので、ご安心ください。
40℃以下のぬるま湯3リットルに、20グラムほどのクエン酸を入れて混ぜる。
これでフィルターや給水タンクの落ちにくい汚れを落としていきます。
クエン酸の濃度が高いと破損の原因にもなりますので、少量をこすりつけて、色落ちなどしないかチェックしてから使ってください。
給水タンクなど拭き取っても落ちにくい場合は、歯ブラシを使って落とします。
また、フィルターやトレー、タンクは漬け置き洗いができます。
洗面台などにぬるま湯をはり、3リットルに20グラムの割合でクエン酸水を作り、汚れを落としたい部分を漬け置き洗いします。
30分ほどつけたら汚れを落とし、2~3回新しい水ですすぎ洗いをします。
クエン酸はすすぎが不十分だと臭いや故障の原因にもなりかねないので、気になる場合は何度もすすぎ洗いしてください。
クエン酸水は水だけで洗うより格段にきれいになりますので、お試しくださいね。
取扱説明書でお使いになっている機種の交換時期を調べてみてくださいね。
加湿器のカビはどう掃除する?
もし加湿器の中にカビがはえていたら、どう掃除するべきでしょうか?
普通に考えて、カビならカビキラーを吹きかけてその後水で洗い流せば落ちる場合が多いですが、加湿器の場合は洗えない部分もありますので、それが厄介なんですよね。
加湿器の中にカビを発見したら、それが洗い流せる部分であったとしてもそうでなくても、新しいものを購入したほうがいいと思います。
加湿器の種類にもよりますが、その機能上、内部に出来たカビとその胞子は、加湿器を使うことによって部屋中に拡散されます。
その菌が肺に入り、肺炎になるなどの病気報告もあります。
最も衛生的な加湿器といわれているスチーム式でさえ、手入れを怠るとカビがはえることもあるようです。
手入れ方法や、加湿器を使う頻度にもよるかと思いますが、新しく買った加湿器がもしカビてしまったら、処分することも念頭に入れ、カビキラーを試してみるのもいいかもしれません。
ですがそれは、最終手段にされた方がいいと思います。
<カビがはえないようにする方法>
カビがはえてしまうと処分することを考えなくてはならなくなります。
その前に、カビがはえることがないよう、対策をとっておきましょう。
◆ 必ず水道水を使う
水道水は一般的に塩素処理されており、雑菌が繁殖しにくくなっています。
40℃以上の温水や浄水器の水やアルカリイオン水、ミネラルウォーターや井戸水は、カビや雑菌が繁殖する原因になりやすいです。
◆ タンクの水は毎日変える
2、3日使用しない場合は、いったんタンクの水を捨てましょう。
◆ フィルター掃除をした場合は、日蔭で充分乾かしてからセットする
他、取扱説明書に書いてある手入れをするだけで、長くその加湿器を使用することができるようになります。
まとめ
加湿器は手入れがめんどうな家電の1つですが、丁寧に手入れをしてやると長く使える優れものです。
乾燥する冬に、あなたやあなたの家族の喉や肌を潤してくれる家電です。
価格もそれなりの値段がするので、出来るだけ長く使いたいですね。
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